ありがとうを、君に
「お昼の間は、何してたの?」


「あのね、高校からの友達とよく行く喫茶店でお喋りして、お揃いのストラップ貰って、プリクラ撮ってきた!」


「わーお、遊び方が女子。でもいいね喫茶店、俺も行きたいな、今度」


「え、楓人くん喫茶店とか好き!?」


「うん、あの落ち着く感じがいいんだよね」


やっぱり私の予想は当たっていた。


「じゃあ今日のイタリアンのお礼に、今度は喫茶店に私が連れていくよ!」


「マジで?嬉しい、楽しみにしてるね!」


ここで私は閃いた。

玲香に、私と楓人くんが友達なことを説明して、紹介できる良いキッカケじゃない!?

やだ、私ってば天才かもしれない!


「あのさ、私が今日遊んだ友達も一緒に喫茶店に誘ってもいい?」


「もちろんだよ!」


楓人くんが快く受け入れてくれてよかった。
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