ふたつの愛し方
寒くて部屋に戻りたくなくて、下着も化粧水なども英介の部屋にも置く事を、何も言わないし。

英介が置いとけばって言ってくれたよね。

一緒に入るか?って、たまに言ってくれるよね。


今日も、一緒に入るか?

迷わずに頷くと、浴槽に浸かると後ろから抱き締めて、濡れた髪に首筋にキスをしてくれて、ときどき太腿を撫でて。


気持ち良くなりたい?


甘い声で囁いたかと思うと、答えなんて訊かずに、私の中心を擦って突起を潰すように撫でて、私を絶頂へ導く。

ぐったりした身体をしっかりと抱き止めて、持ち上げて屹立したモノを沈めてきて、下から突き上げながら胸の先端を捻られる。

淫らな声と、湯槽の水音と、繋がった所からの水音がバスルーム内に響く。

私の中が絶頂で収縮を繰り返すと、英介の熱い液体も中に放たれて、私の密が絡まり合う。


そして、抱き締め合って眠る。


今までより、求めてくる回数は増えた気がする。

バスルームでなんて、抱いたことないのに………

この前は、キッチンで。

リビングのソファーで。


最近の英介が………わからないよ。
< 46 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop