ふたつの愛し方
「キスだけでいいのか?」
「抱いてくれるの?」
「ああ……華世が抱いてほしいならな。ただし条件がある」
なにかしら?と、上目遣いに見つめる華世に、結婚するまでは避妊はすること、という条件を出した。
わかったわ、と。
少し待ってくれる?と、ベッドを離れた華世は、薬袋とペットボトルの水を持って戻ってきた。
「避妊薬よ。月経をコントロールするために呑んでるの」
中身を出して、起き上がった俺に見せてくるから確認すると、確かに避妊薬だった。
それを目の前で呑んでから、私も結婚してからで構わないわ。
ここまでされたら……後には引けない。
中で出す以外の選択肢はない。
アレがないと、望まれても断れると思っていた。
まさか、避妊薬を服用してるとは予想外だった。
直に、ひとつになることを。
朱希以外の女の中に出すことを。
誰かのものになることを……許してくれ。
心だけは渡さないから。
朱希……大好きだよ。
心の中で呟いて腹を括った。
来いよ、と。
ベッドの隅に座ったままの華世に、腕を伸ばすと、座っていた腕の中に飛び込んでくる。
唇を重ねて舌を絡ませながら、ワンピースタイプのルームウェアの裾から、手を滑り込ませて、下に着けているナイトブラを捲し上げて、胸を揉み、先端を捻り上げる。
それだけで、吐息を漏らす。
感度も反応も悪くない。
それなら……朱希を抱けない分、朱希を抱いてると思って、溺れさせて捨ててやる。
「全部、脱いで。俺も脱ぐから」
お互いに全てを脱ぎ捨て、華世の上に跨がって。
嫌だったら拒め、と俺が髪を拭いていたフェイスタオルで目隠しをした。
肌に触れた時、触り心地が朱希と似ていた、胸に触れた時に大きさが朱希と同じだったから、 瞳さえ見なければ、朱希だと思える気がしたから。
唇を離して、嫌じゃねぇのか?
「……嫌じゃないわ……感度が増して……堪らない……」
「だったら毎回、目隠ししような」
俺からしたら好都合だ。
胸の先端を口に含んで、舌先で転がしながら、すでに蕩けた場所を撫で上げて、突起を押し潰す。
朱希と同じように抱いてやる。
さすがに華世の蕩けた場所を、舐める気にはならないけれど。
そうとも知らずに、指を挿れれば淫らな声を上げる。
「抱いてくれるの?」
「ああ……華世が抱いてほしいならな。ただし条件がある」
なにかしら?と、上目遣いに見つめる華世に、結婚するまでは避妊はすること、という条件を出した。
わかったわ、と。
少し待ってくれる?と、ベッドを離れた華世は、薬袋とペットボトルの水を持って戻ってきた。
「避妊薬よ。月経をコントロールするために呑んでるの」
中身を出して、起き上がった俺に見せてくるから確認すると、確かに避妊薬だった。
それを目の前で呑んでから、私も結婚してからで構わないわ。
ここまでされたら……後には引けない。
中で出す以外の選択肢はない。
アレがないと、望まれても断れると思っていた。
まさか、避妊薬を服用してるとは予想外だった。
直に、ひとつになることを。
朱希以外の女の中に出すことを。
誰かのものになることを……許してくれ。
心だけは渡さないから。
朱希……大好きだよ。
心の中で呟いて腹を括った。
来いよ、と。
ベッドの隅に座ったままの華世に、腕を伸ばすと、座っていた腕の中に飛び込んでくる。
唇を重ねて舌を絡ませながら、ワンピースタイプのルームウェアの裾から、手を滑り込ませて、下に着けているナイトブラを捲し上げて、胸を揉み、先端を捻り上げる。
それだけで、吐息を漏らす。
感度も反応も悪くない。
それなら……朱希を抱けない分、朱希を抱いてると思って、溺れさせて捨ててやる。
「全部、脱いで。俺も脱ぐから」
お互いに全てを脱ぎ捨て、華世の上に跨がって。
嫌だったら拒め、と俺が髪を拭いていたフェイスタオルで目隠しをした。
肌に触れた時、触り心地が朱希と似ていた、胸に触れた時に大きさが朱希と同じだったから、 瞳さえ見なければ、朱希だと思える気がしたから。
唇を離して、嫌じゃねぇのか?
「……嫌じゃないわ……感度が増して……堪らない……」
「だったら毎回、目隠ししような」
俺からしたら好都合だ。
胸の先端を口に含んで、舌先で転がしながら、すでに蕩けた場所を撫で上げて、突起を押し潰す。
朱希と同じように抱いてやる。
さすがに華世の蕩けた場所を、舐める気にはならないけれど。
そうとも知らずに、指を挿れれば淫らな声を上げる。