ふたつの愛し方
《美和》
ベッドに優しく降ろされると、海で交わしたキスなんて比べられないくらいの、全身が蕩けるようなキスをされる。
こんなキスされたことない。
いや、違う。
きっと、してたんだよ。
俊也とのキスは、キスだけで全てが完成されたように満たされるんだね。
それに、今まで私は心から好きだって言える人としたことがない。
何となく好きで、甘い雰囲気になって身体を繋げて満たされて、蜜の味をわかってからは欲の捌け口でしかなかった。
気持ち良くなくても、気持ちイイって声を出して、機械的に次はと悦ばせて。
だけど、俊也とは明らかに違う。
もうどうしていいかわからずに、力一杯、俊也を抱き締めていた。
「……美和……そんなに抱き付かれたら何も出来ない」
優しく頭を撫でられて、瞳を合わすと苦笑いをされて、どうした?
やっぱり止めるか?
止めてほしくなんかない!
俊也がほしい。
「私ね……今までちゃんと心を伴う人に抱かれたことなくて……だから怖くて……変になりそうで」
「バカだな……本当に好きでもない男に、大事な身体をやるなよ。俺のことは本当に好きだから、怖いんだろ?」
コクリと小さく頷くと、自然と力が抜けて、瞳からは生温い滴が溢れて散っていた。
ずっと優しく頭を撫でてくれる温かい手も、滴を溢れさせてくれる。
「これから先はずっと俺だけにしか抱かれるな?俺も美和しか抱かないから」
「……うん……俊也にしか抱かれたくない……俊也も私しか抱かないって約束してくれる?」
「約束するよ。美和は何もしなくていい……変になっても構わないから、俺に全て委ねて」
大きく頷くと、唇で涙を拭ってくれて。
さっきのキスをもう一回されて、バスタオルを解かれて、暴かれた素肌に俊也の唇が落とされて、舌が這う。
胸を揉まれ、先端を口に含まれて吸われる度に、舌先で転がされるだけで、摘ままれる度に甘美な声が漏れる。
これは、もう演技ではなく抑えようとしても、抑え切れない。
腰とお尻を撫でる手も、物凄く優しい。
ベッドに優しく降ろされると、海で交わしたキスなんて比べられないくらいの、全身が蕩けるようなキスをされる。
こんなキスされたことない。
いや、違う。
きっと、してたんだよ。
俊也とのキスは、キスだけで全てが完成されたように満たされるんだね。
それに、今まで私は心から好きだって言える人としたことがない。
何となく好きで、甘い雰囲気になって身体を繋げて満たされて、蜜の味をわかってからは欲の捌け口でしかなかった。
気持ち良くなくても、気持ちイイって声を出して、機械的に次はと悦ばせて。
だけど、俊也とは明らかに違う。
もうどうしていいかわからずに、力一杯、俊也を抱き締めていた。
「……美和……そんなに抱き付かれたら何も出来ない」
優しく頭を撫でられて、瞳を合わすと苦笑いをされて、どうした?
やっぱり止めるか?
止めてほしくなんかない!
俊也がほしい。
「私ね……今までちゃんと心を伴う人に抱かれたことなくて……だから怖くて……変になりそうで」
「バカだな……本当に好きでもない男に、大事な身体をやるなよ。俺のことは本当に好きだから、怖いんだろ?」
コクリと小さく頷くと、自然と力が抜けて、瞳からは生温い滴が溢れて散っていた。
ずっと優しく頭を撫でてくれる温かい手も、滴を溢れさせてくれる。
「これから先はずっと俺だけにしか抱かれるな?俺も美和しか抱かないから」
「……うん……俊也にしか抱かれたくない……俊也も私しか抱かないって約束してくれる?」
「約束するよ。美和は何もしなくていい……変になっても構わないから、俺に全て委ねて」
大きく頷くと、唇で涙を拭ってくれて。
さっきのキスをもう一回されて、バスタオルを解かれて、暴かれた素肌に俊也の唇が落とされて、舌が這う。
胸を揉まれ、先端を口に含まれて吸われる度に、舌先で転がされるだけで、摘ままれる度に甘美な声が漏れる。
これは、もう演技ではなく抑えようとしても、抑え切れない。
腰とお尻を撫でる手も、物凄く優しい。