HEART ~second ~
次の日
4限の数学の授業中に運悪く当てられてしまった私
(昨日予習しといて助かった……)
ドキドキする心臓を抑えほっと息をつく私の机に女の子2人がやってきた
「さえちゃん、珠里ちゃん!」
2人ともTheお嬢様って感じの風貌なのに気さくに声をかけてくれた私の新しい友達
さえ「結愛ちゃん、転校そうそうに災難だったね〜」
珠里「ほんとほんと
しかもよくスラスラと解けたね
私だったら無理だったわ〜」
たまたまよ〜と言いながら3人でいつも通り食堂に向かう
(なんだろう
いつも歩いてる距離なのに今日はやたらと疲れる……)
自分の胸に手をあててドクドクとなる心臓を疑う
(…動いてるし…大丈夫か)
さえ「結愛ちゃんどした?」
「ううん、なんでもない
今日何食べる?」
さえちゃんに心配させないために笑顔で返す
無事に食事をゲットして席につく
珠里「そういえばさ、結愛ちゃんは部活どこにするの?やっぱりオケ?」
「ん〜ん
それ考えたんだけど、私にはレベル高すぎてちょっと厳しいかな〜って思ってさ
今考えてるところだよ」