あなたの目にこの星空が 映りますように。
1年目〜病院実習〜
出会いの瞬間
冬の朝6半はまだ薄暗く、星が見えていた。
なんで横浜の看護学校に通ってるのに病院実習の為にわざわざ小田原まで行くんだか。
私はとても憂鬱だった。
病院実習とは看護学生の最も辛い部分と言っても過言ではないくらい嫌なものだった。
病院でバタバタと忙しそうにする看護師に必死に話しかけたり、
学生が担当に加わることを受け入れたはずの患者様に突然拒絶されたり、
ズバズバと質問をしてくる怖い顔の指導者さんに、
何かとこちらを観察しては成績をつけている引率の教員。
それだけで疲れるのに家に帰って大量の記録物と調べ物。
そんな病院実習先が小田原という片道1時間半以上かかる場所なんだから先が思いやられた。
なんで横浜の看護学校に通ってるのに病院実習の為にわざわざ小田原まで行くんだか。
私はとても憂鬱だった。
病院実習とは看護学生の最も辛い部分と言っても過言ではないくらい嫌なものだった。
病院でバタバタと忙しそうにする看護師に必死に話しかけたり、
学生が担当に加わることを受け入れたはずの患者様に突然拒絶されたり、
ズバズバと質問をしてくる怖い顔の指導者さんに、
何かとこちらを観察しては成績をつけている引率の教員。
それだけで疲れるのに家に帰って大量の記録物と調べ物。
そんな病院実習先が小田原という片道1時間半以上かかる場所なんだから先が思いやられた。