燕雀安んぞ天馬の志を知らんや。~天才外科医の純愛~


 あたしは工藤先生を見ると、

「あたし、拓海といたい」
とはっきり言った。


「うん」
「拓海と一緒にいると落ち着くの」

 あたしは続ける。「でも拓海は『あたし』とずっと一緒にいてくれるかなぁ……」

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