燕雀安んぞ天馬の志を知らんや。~天才外科医の純愛~


 そんなことで頭がいっぱいになって、でも、不思議なことに、先生のことを考えているうちにだんだん眠くなってきてベッドにもぐりこんだ。

 次に目を開けると、もうすっかり朝になっていて、ベッドの横で先生が座ってこちらを見ていた。


「おはよ」
「て、天馬先生!」

 びっくりしたー!
 油断ならないとか思ってたくせに、すっかり油断してたわ!

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