春永すぎて何が悪い?
龍樹が戻ってきた頃、私はメイクも着替えも終わってベランダで洗濯物を干していた。
ひょいと龍樹が覗いてくる。
「どっか行くの?」
「ううん、何も予定ないよ?」
少し目が合って会話が止まる。
「じゃあ一緒にご飯食べよ。」
龍樹の方から誘ってくれた。
あれ、なんか嬉しい。
「うん。」
自然と笑顔になってしまう。
龍樹が並んで一緒に洗濯物を干す。
意外とこういう風に並ぶ時間すらなくなっていた気がする。
ずっと、ずっとベタベタ一緒にいたのが当たり前だったのに。
「久しぶりにカレー食べに行く?」
「龍樹の店の上の?」
「そうそう、グリズリーの。」
龍樹がなんか鼻歌歌ってる。
私も違う鼻歌を歌う。
龍樹がチラッと私を見て笑う。
鼻歌が少し大きくなる。
私も負けじと私の鼻歌を歌う。
洗濯物、干し終わった。
たぶんこの暑さなら一瞬で乾く。
二人で軽くテーブル周りを掃除して、出掛ける準備をする。
ひょいと龍樹が覗いてくる。
「どっか行くの?」
「ううん、何も予定ないよ?」
少し目が合って会話が止まる。
「じゃあ一緒にご飯食べよ。」
龍樹の方から誘ってくれた。
あれ、なんか嬉しい。
「うん。」
自然と笑顔になってしまう。
龍樹が並んで一緒に洗濯物を干す。
意外とこういう風に並ぶ時間すらなくなっていた気がする。
ずっと、ずっとベタベタ一緒にいたのが当たり前だったのに。
「久しぶりにカレー食べに行く?」
「龍樹の店の上の?」
「そうそう、グリズリーの。」
龍樹がなんか鼻歌歌ってる。
私も違う鼻歌を歌う。
龍樹がチラッと私を見て笑う。
鼻歌が少し大きくなる。
私も負けじと私の鼻歌を歌う。
洗濯物、干し終わった。
たぶんこの暑さなら一瞬で乾く。
二人で軽くテーブル周りを掃除して、出掛ける準備をする。