笑顔

玲音side

玲音side
多分これは優しい優しい君が。
すごくすごく強がりな君がくれたチャンスなんだろう。
ありがとう。もう逃げないよ。
玲「なあ夏鈴。話したいことがある。」
夏「なに?改まって。」
玲「俺、夏鈴のことが好きだった。
今は夏鈴じゃない他に大事にしたいと思ってる人がいる。」
夏「それは、雫、でしょ?
あなた達本当は付き合ってるでしょ?雫嘘が下手なのよ。」
玲「あぁ。俺最低だ。」
夏「まさか。雫にバレてるの!?」
玲「あぁ。雫は最初から知ってたんだと思う。」
夏「早くあの子のとこ行ってあげて。
もう辛い想いさせないでね。」
玲「あぁ。聞いてくれてありがとう。」
夏「えぇ。こちらこそありがとう。」
雫。今から君のもとへ向かうよ。
やっと気付いたんだ。いや、今まで気付いてないふりしてた。この想いに向き合うよ。
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