結ばれる運命!?
「ふ、不審者!?110番通報する…」
「わー待って待って!そんな怪しい者じゃないから!」
俺の話を聞いて、と私に諭した青年は、続けて話し出した。
「僕は神様だ!なんだってわかるよ」
「あ、やっぱり通報しますね」
「ちょ、待って本当に!あなたの恋を叶わせるために来ました、三上 結衣さん!」
「えっ、なんで私の名前…」
「神だからですよ!」
得意げに話す青年に、悪意のオーラは感じられなかった。
でもストーカーだったら私の名前くらい知ってそうなもんだし…。
うーん、と悩んでいると、青年はこう言った。
「あなたと清水恭介さんを結婚させるためにやって来ました!!」