結ばれる運命!?
と返した。

言葉の綾というもので、普通に返事してしまったけれど。

いってきますなんて声に出して言ったの、久しぶりだな…。

なんかちょっと照れくさいような嬉しいような、温かい気持ちになった。

会社に到着するや否や、愛子ちゃんが私の元へ走ってきた。



「結衣にゃん聞いて〜!私、人事部のイケメンと付き合うことにする!」



おっと…!?!?



「つ、付き合うってどういうこと?」




「まだ決まってないんだけどね、お近付きになって私から告白するつもり!」



なんだ、びっくりしたじゃないか。

付き合うことが決定してしまったのかと思った。

しかし愛子ちゃんと私がライバルになってしまうなんて。
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