結ばれる運命!?
そう元気に言い放ち、カイトくんは私を指さす。

清水さんは、カイトくんを抱き抱えてこちらに向かってきた。

やばいやばい!なんだこの展開はドラマか!?



「あなたが、カイトを助けてくれてたんですね…どうもありがとう」



落ち着いた声で、しかし少し困ったような申し訳なさそうな顔をしながら清水さんは私にお礼を言った。



「と、とんでもないです!清水さんの弟さんなんですか…?」



「いや、甥っ子なんです。姉の子で…」



なるほど、そうだったのか。

まぁ叔父さんではないもんねぇ。



「姉の家がこの会社の近くで、カイトも私の職場を知っていたので。まさか、一人で来るとは思いませんでしたが…」



そう言って苦笑いする清水さん。

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