結ばれる運命！？

「カイトくん、おにぃちゃんと会えて良かったねぇ。けど、一人で出歩いたら危ないからね？ママも心配しちゃうよー」



「ママ、おでかけしたから、カイトおうちでひとりでお留守番なの…」



「またか…あのバカ姉貴は」



なになにどういう状況？複雑すぎないか？

こんな小さな子を一人で家に置いておくって？



「すみません、カイトは自分が家まで送り届けて、姉にも連絡しますので。ご迷惑おかけしました…」



「ほんとに、気にしないでください！そんなにかしこまらなくても…！」



「それでは、もう暗くなってきているので帰宅して大丈夫ですよ」



うっ、冷たいなぁ清水さんってこういう人かぁ。



「やだ！おねぇちゃんもまだ一緒にいるの！」



カイトくんがそう言うと、清水さんは困ったような顔を見せた。