縁は異なもの味なもの

お昼ご飯を食べてから、
夕飯は、大輔さんリクエストの野菜たっぷりのタラ鍋が食べたいというので2人で散歩しながら、スーパーへ。

ウィンナーを試食販売しているおばさんに
「ちょっと、奥さん！味見してみて〜
お弁当にどう？　ホラ！旦那さんも食べてみて！」

私たちは、照れながらも試食し大輔さんが2つもカゴに入れた。

「アラ〜旦那さん、このウィンナー
美味しいもんね〜　お鍋とかスープに入れても美味しいですよ〜　ありがとうございました」

「大輔さん、なんか照れましたね〜」

「ああ、でもよその人には、俺たちは夫婦に見えるんだな〜　ククク。」

「あ、昨日大輔さんが言ってたんどけど、何か意地悪されって… 何されたの？」

「俺さ、あんまり酒が強くないのに、立て続けに飲まされてさ〜
中川が
"いくら祝い酒でも、やめましょう！
これ以上飲ませたら、危険なのでおれが主任を送って行きます！"って
タクシーで送ってくれたんだよ」

「え！　大輔さんが弱いのはみんな知ってるのに…」

「俺が、真央を独り占めしたからさ！ハハハ」

「中川君は、体育会系だからかなぁ〜
急性アルコール中毒の危険性がわかってたのかなぁ〜。　
中川君に感謝だね。」

「月曜日は、退職日も発表するぞ！
真央、2人で頑張るぞ！」

「はい！　頑張ろう〜　クスクス」