縁は異なもの味なもの
「母さん! お茶は?」

「え〜、マオちゃんとお話ししたいのに〜
台所に用意してあるから、お兄ちゃんが持ってきて〜」

「ママ! それは母親がした方がいいぞ!
真央さんに呆れられるぞ!」

「それは困るわ! じゃあ、マオちゃんちょっと待っててね!」

「はい。」

香代子がバタバタと走って部屋から出て行った。

「ハァ〜大変申し訳ありませんね。
昨日、大輔から連絡もらってから、嬉しいみたいで…
一応、妻が来てからご挨拶させてください。」

「ハァ〜、真央、お願いだからオレと別れるなんて言うなよ〜」

「え? 」

「あんな、姑とは無理!!かもよ〜兄ちゃん」

ガチャ!!
香代子がお茶を持って部屋に入ってきた。

「お待たせしました〜。康ちゃんも手伝って〜」

「ママ、まずは大輔の話しをキチンと聞くからママはコッチ!!」

「は〜い……」

「じゃあ、大輔。」

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