縁は異なもの味なもの

「父さん、母さん、康平。
こちらは、立川　真央さんで、
先日、
プロポーズを受けてくれたオレの彼女です。
オレは彼女と今年中に結婚して、井上不動産へ来年から戻ります！
どうかオレたちの結婚を認めて下さい！」

「大輔、立川さんのご実家にはお許しをいただいたんだな！」

「はい！　先週ご挨拶してお許しをいただきました。」

パチパチ！！
香代子が、ニコニコしながら、拍手した。

「真央さん、大輔からウチの会社の事や佐藤建築工業と親戚だという事も聞いたかな？」

「はい。大輔さんから聞きました。
私に、役員の妻が務まりのか不安はありますが、
大輔さんの支えになれるよう努力致します。」

「パパ！　こんな美人でしっかりしたお嬢さんなんだから、お兄ちゃんの結婚認めるでしょ！」

「もちろんだ！　
真央さん、これからよろしくお願いしますね！」

「ありがとうございます！」

大輔と真央は、顔を見合わせて微笑んだ。