縁は異なもの味なもの
「さっき、伯父さんも樹くんも知ってるって…
どういう事?」

「その元カレの浮気相手の妊娠が嘘だったらしくてさ〜。
その浮気相手との結婚が無くなったから、
その元カレは真央は何も知らないと思って、
真央にウチの会社の前でプロポーズしたんだわ。

それを会社に戻って来たオレと樹が目撃して、付き合ってもないのに、
オレは、元カレにもうオレの婚約者だ!
って言って、真央を掻っ攫ったんだ〜
それを樹は、すぐに伯父さんに報告した訳!」

「ふ〜ん。兄ちゃんの粘り勝ち?って事か〜」

「大輔!! 良くやった!!アッパレじゃ!
真央ちゃん、これからは何でも相談してね。」

「そうだよ。家族になるんだから何でも相談してね。」

「ありがとうございます!」

「真央さん!俺もどうぞよろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします康平さん。」

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「お寿司かな? お兄ちゃん達かな?」


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