縁は異なもの味なもの
佐藤家の御一行サマが…

「学!香代! 大輔、立川さん。
おめでとう!」

「健太郎。ありがとうな!お前の会社の優秀な美人社員さんが我が家のお嫁さんになってくれる事になったぞ!」

「お父さん、先に挨拶があるでしょう〜」

「そうだなぁ〜。 みんな並べよ。
立川さん、私の横にいるのが、
家内の直美〈なおみ〉で、樹はわかるね。
その隣が、次男の昴〈すばる〉銀行員なんだ。
その横が三男の亮〈りょう〉で、
ウチの設計室の内定を辞退して秋からパリの建築事務所に勤務予定です。

これからはら親戚として、よろしくお願いしますね!」

大輔と真央は、椅子から立ち上がった。

「はい。社長! あっ、伯父さん?!
みなさん。真央〈まお〉です!
よろしくお願いします!」

「ハハハ!大ちゃん!おめでとう!」

「真央さん、よろしくお願いします。」

「大ちゃん、真央さん、婚約おめでとう!」

「アレ? ママは?」

「ちょうど、お寿司屋さんも来たのよ〜
私、手伝ってくるね!」


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