縁は異なもの味なもの
「じゃあ、結婚式の日取りも決めちゃえば?
ホテルも仮押さえしたり…」

「カレンダーは? 11月上旬か?10月下旬か?
…… 大輔、11/3か 11/6か、7かぁ〜」

「父さん、その3日間で空いてるか聞いてみてくれる?」

「じゃあ、電話するわ! 」
井上家傘下のホテルへ確認する学……

ブライダル室の室長が対応してくれた。
大安ではないが、11/7に 一組キャンセルが出たので11/7なら空いているらしい。

学は、大輔と真央の方を見て
「真央、良い? 11/7 (日)だけど…
俺は、このホテルじゃあないとダメだから良いかなぁ?」

「うん。大丈夫だよ!」

「もしもし? じゃあ、11/7に予約します!
はい。あ、はい。そうですね。三浦さん…
本人に伝えます。
室長、助かったよ。 ありがとう! では。

大輔、真央ちゃん予約したよ!
大輔は、あとからブライダル室の担当の三浦さんに電話してくれな。」

「うん、わかった。ありがとう父さん。」

「ありがとうございます!」

「式の内容については、母さんを中心に手伝って欲しいんだ。母さん、頼みます。」

「え! いいの? 」

「但し! ドレスとかは真央の希望にして真央のお母さんも一緒に、相談して選ぶ事!」

「キャァ〜ウェディングドレス〜!
任せて! 真央ちゃんの希望のモノに絶対にするからね! ねぇ〜真央ちゃん〜」

ニコニコの香代子。 
真央は、可愛らしいお義母さんに微笑み大きく頷いた。

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