縁は異なもの味なもの

それを聞いた大輔は、すぐにこちらへ来て、
「母さん、真央を連れ回さないでよ！」

「だって〜火事でお洋服が足りないでしょう！
今、孝次郎兄さんに聞いたら、来ても大丈夫って言うし〜」

「大輔くん。真央さんにもう少し必要な物を買い足すだけよ〜。私も行くし〜」

「じゃあ、オレが運転して行きます！」

「じゃあ、パパ。あとの事はヨロシクね！」

「あ、ママ！　真央さんに俺からのプレゼントでブランドバッグ買ってあげてよ」

「は〜い！　いってきま〜す！」

「すみません。いってきます…」

「立川さん！　いってらっしゃい！」