縁は異なもの味なもの

洋服などを包装している間

「大輔〜、真央さんのことを詳しく教えてよ！　
香代子からは大輔くんの婚約者が火事で身の回り品が足りないからって聞いただけだからさ〜 ハハハ。」

「うん。立川真央さん。27歳。
俺の部下だよ。　実家は〇〇県。
2週間前に同僚の披露宴の帰りに真央をアパートまで送ったら、
アパートが全焼してたんだよ〜」

「孝次郎兄さん、さっき決まったばかりなんだけど、来月5/5に結納で、
11/7にシーサイドホテルで、親戚と知人友人の結婚披露宴ね！」

「あと、伯父さん。俺は結婚式したら佐藤建築工業を辞めて、井上不動産の副社長に就任しますので、ヨロシクお願いします！」

「オ〜！いよいよなんだなぁ〜
健兄さんのとこに何年いたんだよ〜」

「7年…」

「良く頑張ったな、　頑張れ、大輔。」

店員
「失礼致します。包装ができました、店長。」

「ありがとう！」
みんなで、品物の確認をしてから車に積み込み、大輔の実家へ戻った。