縁は異なもの味なもの
「じゃあ、以上です。
あ!北村部長、本来なら部長にお仲人を頼むのが、
筋なんだが、結婚と同時に退職するので、
お仲人らしい役を結納の時だけ私と家内でする事に親戚の話し合いで決まったんだ。
申し訳ない。」

「いいえ。大丈夫です。
井上主任、立川さん、婚約おめでとう!
11月の結婚式まで、設計室で一緒に頑張ろうな。」

大輔、真央
「ありがとうございます。」

「これから、課長にも話しをしてから、
設計室の社員に2人の婚約発表をします。」

「はい。お願いします。」


北村部長、専務、大輔さんと私は、社長に「失礼します!」と言ってから社長室をあとにした。

私達も設計室へ戻った。
北村部長は課長を呼び、私たちと一緒にミーティングルームへ入り、
部長から課長へ、私たちの結婚の事などを伝えた。

課長が、外出している者がいないからこれから報告してはどうかと部長に提案した。
部長も、了承し急遽報告する事になった。


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