縁は異なもの味なもの
佐藤建築工業の社内テコ入れ
真央たちが、午後からの仕事に取り掛かる頃、
社長室では、社長、専務で
何やら社内一掃作戦が計画されていた。
コンコン!
そこへ
敏腕弁護士の望月弁護士と、加納弁護士が入ってきた。
去年の社内規定の改定版は、
2人がメインで隙がないように決めたものだ。
望月は、40代後半で企業の契約などに強い。
加納は30代前半で、
社内のパワハラやモラハラなどの労務系に強い。
そして、どちらも王子様イケメンなのだ〜。
この2人に女子社員がペラペラ喋ってくれると助かるが…
望月弁護士
「佐藤社長、佐藤専務お久しぶりです。」
「先生、お忙しいところ、ありがとうございます。」
加納弁護士
「昨年の社内規定改定から何かあったんですね」
樹
「はい。今まで手が回らなくて、知らないふりをするしかなかった社内不倫や個人情報の流出なんです。」
望月弁護士
「じゃあ、専務の持ってる情報から聞きますね」
樹が何組かの社内不倫カップルの名前を出した。
証拠は無いが、本人たちが話しをしているのをスパイが聞いたというものだ。
「まぁ、私たちが聞き取りして、揺さぶって証拠を掴みますか。」
「先生、可能なのでしょうか?」
「まぁ、やり方次第ですよ〜ハハハ!」
っと言って、
望月弁護士と加納弁護士は
パワハラやセクハラがないか
女子社員から1人ずつ面談をするという作戦を立てた。