縁は異なもの味なもの
香代子がリビングにやって来て
「あら!康平おかえり〜、 悪いけど…
パパか大輔、卓上コンロセットしてくれる?」

「ハ〜イ。 いつもの所にあるんだよな?」

「兄さん、俺も手伝うわ。」
2人で、卓上コンロをセットした。

食器をテーブルに持ってきた真央が
「あ! 康平さん! お邪魔してます。」

「真央さん、こんにちは! 料理も母さんと作ってもらって、ありがとうございます!」

「お義母さんと話しながら楽しく作ったんですよ〜 今日は鍋ですからたくさん食べて下さいね〜!」

「オレも手伝うよ?」

「いいの? じゃあコレお願いします。
まだいろいろと持ってこなきゃ!」

「兄さん、母さんと話しながら楽しいって言ってたよ……、
マジで真央さんはいい人だ。」

「まぁ、お前の彼女たちは、まだ幼かったという事だな! ハハハ。
お前も結婚は焦らずじっくりと選べよ!
姿、形は変化するが…
心のキレイな人を選んだ方が良いぞ〜」

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