縁は異なもの味なもの
2人で設計を考える
翌日は、お昼ご飯を食べてからマンションへ戻った2人。
お義母さんが夜用にたくさんおかずをくれたので、晩ご飯は手抜きをする事にして、サッと掃除と洗濯をした。
大輔は、仕事部屋に籠り改築の製図を描き始めた。
途中で、リビングに休憩しに部屋から出てきた大輔さん。
何やらノートパソコンを開いて私に見せてきた。
「真央、寝室なんだけど、
コッチの部屋の雰囲気とコッチならどっち?」
「寝室に合わせて他の部屋も、同じにします?」
「う〜ん、もしカントリー風なら全体もかな〜
でも、寝室だけはスタイリッシュにして…
子ども部屋は、明るい感じ?とか…」
「もっと見本用のお部屋はある?」
「あるよ! コレから見ていって。」
「あ! 大輔さん!去年の秋くらいに完成した何邸か忘れちゃたけど… ニューヨーク風にしてって言ってた注文住宅ありましたよね
あの寝室ってこの中にあります?」
「あ〜! あのアメリカン夫婦ね〜
あるある。 ホラ! 」
「でも、何か暗い感じですね。
ゴチャゴチャしてない、カントリー風はありますか?」
「う〜ん。 こんな感じ?」
「う〜ん 難しいですぅ〜。
大輔さんは、どんな寝室だと落ち着いて寝れそう? そういう寝室はある?」
「オレ? オレはコレなんかは落ち着けるかな。
寝室にもソファー置きたいし〜」
「オ〜!! コレいい〜。 落ち着く〜
コレなら、1階とも調和する感じだし〜
さすが主任!! ステキです。 うん
このイメージでお願いします!!」
「マジで? 良いの?
じゃあまずこの案で描いてみて、
3案くらい描くから、その中から決めようか。」
「3案も? 大丈夫? 無理しないでね!」
「大丈夫! 図面ばかり描いてたら、
真央との時間が無くなるから、無理しないよ!」
大輔は、真央をぎゅーと抱きしめてキスをする。