縁は異なもの味なもの
マンション
大輔のマンションにタクシーが到着した。
精算した大輔に引っ張られて、タクシーを降りた真央。
「立川…、大丈夫か? こっちだ」
大輔は、真央を抱えるように、マンションへ入り、エレベーターの15階のボタンを押した。
エレベーターが15階に到着して、1504号室の玄関を開けて中へ入る。
大輔は、ひとまず、真央をソファーに座らせてほんのり甘いホットミルクを作って真央に出した。
真央は、ハッ!と気付いた様子で、周りをキョロキョロしている。
大輔はクックックと、笑った。
「あの〜主任、ここはどこですか?
私、トリップしてました。」
「ここは、オレのマンション。
立川、マジでトリップしてたんだな!ハハハ!
ギャハハ!
ゴメン、ゴメン、 ハハハ!
お前の動きがマンガみたいでさ〜悪りぃ〜
コホン。
立川、今日はオレのスゥエット貸すから、何も考えずに、風呂入ってねろ!
明日は、日曜日だし服を買いに行こう。な!」