縁は異なもの味なもの
ゴールデンウィークの飛び石連休のあいだの
平日の金曜日。

前半は、課長と大輔さんと中川くん坂本さん。
事務は、私。
後半の金曜日は、お休みだ。

朝から電話もあまり鳴らず、暇だ〜。
真央は、もう必要ない資料や書類などを工事毎に、まとめてファイルを段ボールへ片付け、
倉庫に持って行くことにした真央。

ある程度分類していたので今日中に終わりそうだ。

坂本
「立川さん、悪い、ファイルを片付けるなら俺のも頼んでいい?」

「はい。いいですよ。」

坂本
「立川さん、本当に結婚するの?」

「へ? ハイ! 仕事の事心配ですよね。
次に来る方に、マニュアルも作ってきちんと引き継ぎしますが…
坂本さんにも、迷惑かけるかもしれません。
すみませんが、宜しくお願いします。」

坂本
「ぁ… いや、大丈夫だよ仕事なんだしさ〜
ところで、もう結婚の準備とかしてるの?」

「はい! 少しずつ始めてますよ〜 ふふふ」

坂本
「そうなんだなぁ〜、ゴメンね。
じゃあコレもお願いします。」

「はい。」

坂本は毎日一緒に働いてたのに、真央が彼氏と別れた事に気がつかず、いきなり主任との婚約……
真央への思いが切り替えできていない。

はあ、もう、諦めないとなぁ〜


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