縁は異なもの味なもの
公園の中でベビーカーを押したパパとママが数組歩いている。
大輔はそんな親子連れを見ながら…

「それにさ、赤ちゃんが産まれたらあんな風にベビーカーを押しながら散歩もいいよなぁ〜」

「そうだね! まだ自分がママになるなんて想像もつかないけど、ほのぼのとして幸せなんだろうなぁ〜」

「真央! 赤ちゃんはすぐに作ろうな!
オレは、男の子でも女の子でもいいなぁ〜」

「もう〜大輔さんったら! 
結婚もまだなのに〜、新婚旅行のヨーロッパは絶対に連れて行って下さいね!」

「ハハハ。大丈夫! 
ハネムーンベービーにする予定だからさぁ〜」

真央は、真っ赤な顔になっていた。

「私も お母さんになれるかなぁ…」

「オレだって、キチンとした父親になれるか不安だけど、2人で協力していこう?」

「うん。そうだね。大輔さん頼りにしてます」

「ああ。真央、オレは仕事も頑張るし、
家族との時間も大事にしたいと思ってるから!」

「はい。ありがとう大輔さん。」

私たちは公園を出て、お昼ご飯は地元で人気の洋食屋さんで、ふわとろのオムライスを食べて
温泉街では無料の足湯に入り、のんびりと地元を楽しんでウチへ戻った。

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