縁は異なもの味なもの
夕飯は、最近購入したという電気圧力鍋で、
ビーフシチューがメインだった。

私と大輔さんはその電気圧力鍋に興味があり作るのを見ていた。
お母さんは、牛肉を切っていれ、
野菜も切ったのをいれて、市販のルーを入れて蓋をしてスイッチポン!

「本当にこれだけで良いの?」

「お義母さん、他にどんなメニューが作れるんですか?」

「これ簡単でしょう! 調理時間も短いから経済的だし〜! 
大輔さん、鍋に付いてたレシピ本見る?
本当に簡単よ!」

大輔はレシピ本を見ながら オ〜コレも作れる!
と、感嘆の声をあげ、

「真央!ウチもコレ買おう!!」

「うん。こんなにたくさんレシピもあるし…
材料だけあれば、肉じゃがでも何でもすぐに出来て助かるね!」

大輔は、あっという間にスマホから購入した。

「オレ、料理苦手だけどコレならカレーも作れる自信あるわ! 
真央、これが届いたらオレがカレー作ってみても良い?」

「うん。頑張れ〜! ふふふ。」

そんな話をしていたら、お父さんが帰って来た。

「賢司さん、お帰りなさい。」

「ただいま! なんだか賑やかだね〜」

「お父さん、この新しい電気圧力鍋がスゴイから大輔さんがスマホから購入したの。 ふふふ」

「ああ〜! あれはスゴイんだよな!
オレでも作れそうだもん。」

「何か、オレとお父さんのレベルも似てるみたいですね! ハハハ!」

みんなで、また大笑い。

真央は、大輔さんがお母さんやお父さんと仲良くなって嬉しいと感じていた。

< 186 / 285 >

この作品をシェア

pagetop