縁は異なもの味なもの
「あ、はい。」
真央は、主任のマンションが、会社に近いような気がして、

「あの〜 しゅ… あ! 大輔さん?
この辺りは、会社の近くですか?」

「そう。当たり〜!」

「じゃあ、あっちのドラックストアに行ってもいいですか?」

「うん。大丈夫」

ドラックストアに入ると、真央はスゥエット上下2セット、化粧落とし、化粧水、乳液、洗顔、歯磨きセット、
ヘアバンド、シャンプーとコンディショナー、ボディーシャンプーとスポンジをカゴに入れ、
ファンデーションなどのコスメもいつも使っている物より安くて小さめの物をカゴに入れた。

大輔はちょっとビックリしていたが、全て何も無いんだもんなぁ〜と考えていた。

真央の後ろをカートを押していたが、真央が後ろを振り返って
「大輔さん…ちょっと下着を…」

「あ、ゴメン。明日の朝食にパン見てるわ!」

大輔の慌てぶりが少し可笑しかった真央。

女性なんて、掃いて捨てるほど寄ってくるだろうに…
何か、主任の新たな一面を見たようだわ。

ふふふ。あ! 彼女いるのか確認しなきゃ!
彼女さんとケンカになったら、申し訳ないもんね! うんうん。

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