縁は異なもの味なもの
ウェディングドレスは、1番難航した。

お母さん達は、私の希望を聞いてくれて、
「コレは?」

「コレも素敵よ〜」

「真央! あんまり肌を出したらダメだ!」
と、大輔さんは言うし〜

担当の植松さんが、私の希望に沿って
「私は、このドレスはいかがかと…
お母サマ達が選んだドレスと、
新郎さんが選んだものも合わせて試着してからお決めになられては?」

と、助言してくれて順番に全部試着してみた。
お母さん達は写真を撮ってくれて、植松さんも写真を撮り試着したドレス姿をパソコン画面で比較出来るようにしてくれた。

お父さん達も入り、アレやコレやと相談して写真で撮るとドレスだけ見ていたのと違い、
私の希望も取り入れてくれた植松さんが選んだウェディングドレスが1番似合っていた。

カラードレスも結局、植松さんが選んでくれたものになった。

「さすが、たくさんの花嫁さんを見てきたから植松さんのチョイスは、素晴らしいわ〜」

「それに、デザインも素敵だし!
真央、すごく素敵よ〜! 良かったね!」

「真央〜! 今日にでも結婚式したいくらいだ!
綺麗だよ! 似合う衣装があって良かった。」

「おい、大輔。お前キャラが変わったな〜! ハハハ!」

「ホント! いつもシブい顔ばっかりだったのにね〜! 大輔が幸せそうなのも真央ちゃんのおかげだわ〜」

みんなで、クスクス笑い。
時間がかかったが、衣装も決まった。

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