縁は異なもの味なもの
「じゃあ、お茶を入れ直すわね!」

「お義父さん、新幹線の時間は決まってますか?
お昼を食べても間に合うようなら、
是非、食べて行って下さい。」

「時間は決めてないんです。駅に着いてから切符も買うつもりですし。」

「大輔、ママに言って、寿司屋に出前を頼んでくれ。」

「うん。わかった。」
ちょうど、応接間に戻って来た香代子

「あ、ママ! お昼に寿司屋の出前を頼もうと思うんだが…」

「ああ。もう頼んでおいたから、そろそろ届きますよ〜!」

「さすが母さん。」

「ふふふ〜。 私、食いしん坊だから〜ハハハ」


ピンポン♪

「あ、きた! 大輔、真央ちゃん悪いけど和室にお茶持って行ってくれる?」

「お茶はオレらで持ってくから、
真央も寿司の方手伝ってあげてよ」

「うん。わかった。 
お母さんもお茶の方よろしくお願い〜!」

「はい。大丈夫よ」
大輔と美也子でお盆に湯呑みなどを持ち、
みんなで和室へ移動。

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