縁は異なもの味なもの

なんだか電気圧力鍋のレシピ本を見ていたら、豚の角煮を作って明日のお昼に杏奈と中川くんにも持って行こうとなり、　
夜21時を過ぎているにも関わらず、
私たちは近所のスーパーへ豚バラ肉を買いに出かけた。
ついでに、明日の晩のおかずの食材も買い込む。

サッサとマンションへ戻り、
レシピ通りに豚の角煮を切り、調味料の分量も計り、鍋へ入れてスイッチオン！
約30分で出来上がった！　

角煮一切れを2人で半分ずつ味見をすると、トロンとした美味しい角煮が出来た！

「ヤッタ〜！　できた〜！　よし！
レンジできるタッパに入れて、持って行こうな！
中川の驚いた顔が目に浮かぶわ〜ハハハ！」

「中川くんは、更に大輔さんの熱烈なファンになりますね〜！　ハハハ！
中川くんは、大輔さんを追って転職しそう〜」

「イヤ〜中川に好かれてもなぁ〜ハハハ！」

でも真央は…… なんとなくではあるが、
中川くんはずぅーと　
関わっていくような気がしている。