縁は異なもの味なもの
「主任!立川さん!お2人の愛情たっぷり角煮をいただきます!  パク☆ うまい!
めっちゃトロけますよ、コレ! 
小林さんも食べてみて下さいよ〜」

「どれどれ〜 パク☆ お〜!本当だ!
美味しい! 
普通、角煮って何時間もかかるよね〜?」

「杏奈ちゃん、コレね、30分で出来るんだよ!
ビックリだろ?」

「は! 30分で? マジですか?
欲しい〜! 会社から帰ってから料理するのに時間が無いから簡単な物しか出来ないんだよね」

「私もそうだからわかる〜! 
でもあの電話圧力鍋なら、ビーフシチューとか見た目も豪華なのが23分だよ〜?スゴイよね〜」

「主任、その鍋はお高いのかな?」

「まぁ〜、でもさ、時間をお金で買う?という事かな? ハハハ!
それに、料理ダメ人間がカレー作れるんだよ!
魔法の電気圧力鍋サマなんだよなぁ〜ハハハ!」

中川くんは、うまいッス!と言ってくれたし、
杏奈は、スマホでどの鍋? など検索してレシピの種類の多さにもビックリしてたし、
調理時間が短いのに感動していた。

「孝志に、相談してウチも買おうかなぁ〜
絶対に助かるもん!」

「ふふふ。」
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