縁は異なもの味なもの
樹からの電話があった週明け。

北村部長が役員フロアの会議室に呼ばれ、なかなか戻って来なかった。

もうすぐ昼休みという時に社長秘書がやって来て、俺と山田課長が会議室に呼ばれた。

そこには、望月弁護士と警察の人もいて北村部長の横領について、請求書を見せられて質問された。

オレの設計した住宅の物だが、課長もオレも知らない業者名の請求書だった。

今後も質問する事もあるかもしれないと言われてオレと課長は会議室を出た。
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