縁は異なもの味なもの

週末の井上家

オレと真央は　いつもと変わらずマンションでは、結婚式の招待客の話しや新婚旅行の吟味をしながら、どのツアーにするか調べたりしていたし、
オレも実家の改築の図面が出来たので、週末の土日で実家へ泊まりに行く予定を立てていた。

真央は、電気圧力鍋を持って行くと言っていた。
母さんと約束してるらしい。

5月最後の金曜日。
仕事を終えたオレと真央は、マンションに戻ってから実家へ車で向かう。

「大輔さん。立川の実家からも招待客の名簿ももらったし、あと〜圧力鍋も持ったし〜…あとは、大丈夫だよね？」

「母さんと父さんに新婚旅行の日程のコピーも見せるか？」

「そうだね！　あと…
予約する指輪も見に行くでしょう…
デパートの方はお義母さんが予約済みだし…」

「真央、オレが圧力鍋でカレー作ろうかな？」

「うん！　お義母さんもビックリするね！」

2人で準備してあった荷物を車に積み込み井上家へ出発した。