縁は異なもの味なもの
「お〜。いらっしゃい、真央さん。大輔もお疲れ様。」

「父さん、お疲れ様!」

「お義父さん、お仕事お疲れ様でした!」

「パパ。おかえりなさい! お疲れ様!」

「みんなで何やってるんだ?」

「パパ! きんぴらごぼうが3分で出来る電気圧力鍋を大輔と真央ちゃんから借りて作ってたとこなの〜」

「あ! 出来た!」

「明日の朝食用なんだけどさ〜、
さっき作ったのは、食べちゃったからもう一度作ってたところなんだ。ハハハ!
父さんもこの鍋があれば、料理出来るよ!」

「は? 俺がか?」

「パパ! 私、明日買ってくるから!
明日は、大輔がカレー作ってくれるんだって!」

「大輔が! は?この鍋はそんなに簡単なんだ〜」

お義父さんもきんぴらごぼうを試食してからお風呂へいった。

「パパ用に簡単なおかずしかないからこの豚とキノコの生姜煮を3分で作ろうっと!」

お義母さんは電気圧力鍋が気に入ったようだし、操作も覚えた様子でパッパっと豚とキノコの生姜煮を作った。

お風呂から上がってきたお義父さんと一緒に、テーブルについて生姜煮を試食した。

私たちは、圧力鍋の話しで盛り上がった。


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