縁は異なもの味なもの
翌日のデパートへは午後から出かける予定。

午前中にお義父さんと大輔さんは書斎で、図面を確認している。

私とお義母さんは朝食の片付けの後、夕飯などの食材の買い物へ近くのスーパーへやって来た。

「大輔の設計図も気になるけど、
あの大輔がカレーを作るなんて〜もう、ビックリよね!」

「はい。でも楽しいですよね!」

「あ、明日の午前中はシーサイドホテルへ招待客に名簿を提出するのよね?」

「はい。立川の実家からも名簿が送られてきたので、大輔さんとブライダルサロンへ打ち合わせに行ってきますね!」

「新婚旅行は予約したの?」

「はい。あとでお義父さんとお義母さんにも旅行の日程表をみせますね!」

「ありがとう! ヨーロッパは長い休みがないと行けないから良かったネ!ふふふ。」

「ちょっと贅沢なんですが…
一生に一度だし、思い切って行く事にしました!」

「いろいろと、大輔が急ぐから真央ちゃんや真央ちゃんのご両親にも慌ただしい思いをさせてゴメンね〜
本当に、感謝してます! ありがとう。」

「え〜! 
こんな普通の会社員の私を受け入れていただいて私の方が感謝してるんです。
これからは、いろいろと教えて下さいね。
よろしくお願いします お義母さん。」

「私もこんなんだから、迷惑かけちゃうけど仲良くしていこうね!」

「はい!」


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