縁は異なもの味なもの
その頃、書斎の学と大輔は…

「お〜! なかなかスタイリッシュな部屋になるんだなぁ〜!」

「この前も話したけど、俺たちの気に入ったお客様の設計を真似したんだよね〜
ま、オレが図面描いたから問題ないし〜」

「デザイン画の寝室は図面だと〜……
ああ、これね! 子供部屋… この和室は?」

「真央のご両親が、泊まる部屋だよ。
赤ん坊が産まれたりしたら、
ちょくちょく来てもらいたいしさ〜」

「そうだな! うん。 それから…
2階にも 浴室とトイレと… ミニキッチン?」

「例えば、真央の友達が来たら、
この和室でゆっくり話しをして、
お茶くらいはミニキッチンで用意出来るし、
赤ちゃん用のミルクを夜中に用意できるしさ!」

「成る程〜… うん。 あとは…ここは… 大輔の書斎かな?」

「ああ、そう。一応ね〜」

「わかった! あとは…この指示書も貰って良いんだな?」

「うん。」

「建築会社とは来週の打ち合わせな!」

「はい。ヨロシクお願いします。ハハハ」

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