縁は異なもの味なもの
デパートへ4人で出かけた。

私と大輔さんは宝飾ブランド店で、結婚指輪を決める。

お義父さんとお義母さんは家電コーナーで、電気圧力鍋を買う。

私たちの指輪は合うサイズが無かったので、
予約して、指輪の内側にいれる文字も頼んだ。
2週間後の受け渡しとなった。

ちょうど、
指輪の控えの伝票を貰っているところへ、

孝次郎伯父さんとお義父さんとお義母さんが、大きな箱を持って現れた。

「お〜!同じ圧力鍋があったんだね!」

「そうなの〜ふふふ! 
これで今日からまた沢山作る楽しみが出来たわ〜」

「本当にこの鍋はスゴイんだなぁ〜
売り場のモニターで作り方の映像を見たけど、簡単過ぎてビックリしたわ〜」

「父さん、じゃあ、
今晩オレと一緒にカレー作る?ハハハ!」

「ああ、大輔!やろう!」

孝次郎
「学さんも、料理出来るの?」

「孝次郎伯父さん!この鍋なら、伯父さんもカレーやビーフシチューも作れるから!」

孝次郎
「確かに、この鍋は売れてるんだよ〜 ウチも買おうかなぁ〜」

「絶対おすすめ! 叔母さん喜ぶからプレゼントしたら伯父さんにカブがあがるよ?」

孝次郎
「そうなのか?」

ハハハ!

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