縁は異なもの味なもの
社長は、弁護士の望月先生を呼んだ。

手術が終わる頃、望月先生が病院へやってきた。
休憩室で、望月先生、社長、専務で話し合いを
し、
中川くんの手術費などは会社が支払う事にするようだ。

望月先生は、中川くんの親御さんに名刺を渡し、
今後の相談は後日改めてする事になり帰って行った。

私は、みんなにお茶のペットボトルを買ってきて渡した。

中川母
「ありがとうございます。あの〜貴方のお名前は?」

「あ! 申し遅れてすみません。
中川くんと同じ設計室の事務をしております
立川 真央と申します。」

中川母
「もしかして… 主任さんの婚約者の方かしら?」

「はい…。」

中川母
「やっぱり〜! 悠真がね、設計室の美人さんが主任のお嫁さんになるって言ってて、
豚の角煮が美味かった〜って言ってたので…」

「え? 角煮の事まで?」

中川母
「ふふふ。あの子は嬉しい事は黙ってられないところがあって… 変な子なのよ」

「まさか、中川くんが大輔さんを庇って刺されるなんて… 」
真央が、ポロポロ涙を流すと中川くんのお母さんは真央の背中をさすって、

中川母
「大丈夫!悠真はラグビーで鍛えた体だから!
ね! 大丈夫よ!」

「すみません。 はい。」

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