縁は異なもの味なもの

「え？　違います！こんな立派で会社の近くのマンションに住めるなら、嬉しいですよ？
でも…、大輔さんの彼女に申し訳ないですし…」

「は？　彼女？　誰の事？　いないよ！　彼女なんか！
お前のオレのイメージって、酷くないか？
オレは遊び人だと思ってるんだろう？」

「え？　イヤ！そうじゃなくてですね〜
主任のような、イケメンなら彼女くらいいると思うのは当たり前ですよ〜？」

「ゴメン。ご期待に添えなくて〜彼女もいないし、ココに住んでもらえるとオレの食生活が助かるんだけど… ダメか？　」

「じゃあ、夏のボーナスが出るまでには…
住むところを何とかしますので、それまでお言葉に甘えさせていただいても良いですか？」

「おー！　自分ちだと思って、寛いでくれな！」

大輔はボーナスが出る前に、真央を口説く事を決意した。
真央〜、これからは速攻でいくからな！