縁は異なもの味なもの
社長と樹専務が 出勤して出かけた佐藤家では

「大輔くん、真央さん。今日も泊まったら?
香代子さんが、今日来るみたいよ〜」

「は? 母さんが!」

「うん。昨日お父さんが学さんに電話した時
明日、ウチへ来るって言ってたのよ。
学さんと一緒に中川さんへお見舞いに行くみたいよ」

「大輔さん、もう1泊させてもらっても良い?」

「そうだな、もう1泊させてもらうか…
叔母さん、すみませんがもう1泊お願いします」

「困った時はお互いサマだから気にしないでね! あ! 亮のご飯…」

「亮? え、いるの?」

「そうなのよ〜。 
何か部屋に篭りっぱなしで図面描いてるの。
大輔くん、様子見てきて!」

「うん。わかった。」

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