縁は異なもの味なもの

大野家

*** 大野家

ピンポン♪

インターホンから
「おはよう!真央!雄大くん!今開けるね!」

ピッ!

入口の扉が開き、ベビーカーに乗せた雄大と真央は、中に入った。
大野家のドアの前でインターホンを押しガチャっと、杏奈がドアを開けた。

「真央〜! お久しぶり〜! 雄大くんを先に下ろして、私が抱っこするから、ベビーカーは、玄関の中に入れて〜!」

「杏奈〜!お久しぶり〜! なかなか、会えなかったね〜!いつも電話ありがとう!」

杏奈に案内されて、リビングへ。

「本当に久しぶりだけど、いつも電話してるからそんな感じしないね! 先に会社に行ったの?」

「うん。そう。大輔さんは15時まで仕事みたいそのあと、中川くんと2人で大野家に来るからヨロシクね!」

「うん。真央。麦茶?牛乳? 水?何飲む?」

「あ、杏奈!コレお土産〜! 近所のケーキ屋のロールケーキだよ〜 麦茶!!」

「ユウちゃんの飲み物は?」

「持ってきたよ!
ユウちゃん、ゴクゴク飲む?」

雄大に白湯を飲ませてから、
杏奈と美月ちゃんと向かい合って話しをする。
雄大もいつものオモチャと違うし、興味津々!! 

「美月ちゃん、おとなしいねぇ〜、お淑やかな女の子だね!」

「雄大くんは、やっぱり男の子だから動くし、体も大きいねぇ〜」

2人の話しは、次から次へと出てきた。

ちびっ子もおっぱいタイムにオムツ交換をしたら2人とも 寝てしまった。

「真央、悪いけどさ、お昼は冷凍パスタでも良い?」

「うん。 ありがとう杏奈。」

「お昼食べて2人が起きたら、おっぱい飲ませてから近くの公園へお散歩しよ!」

「うん。公園でお友達出来た?」

「う〜ん あんまり… なんかさ〜ママ友?気を使うから、親しくしたくない感じかな?」

「そうかぁ。」
杏奈も真央もおしゃべりして、ストレス発散した。

「あ〜やっぱり、真央と話しするとストレスが発散される〜。ありがとう!」

「ふぇ〜ん ふぇ〜ん」

「あ、起きたな〜。 みつき〜おっきしたの? さぁ、おいで〜」

「ユウちゃん、美月が泣いてるのに、起きないねさすが〜」

美月ちゃんは、オムツを取り替え、ミルクをゴクゴクと飲んでから、オモチャで遊び始めた…

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