縁は異なもの味なもの
そのあと、しばらくしてから、雄大が起きた。
ミルクを飲んでオムツを替えてから公園へお散歩。美月ちゃんはおとなしくベビーカーに座っていて、時々お花を見るのに止まると一生懸命に手を伸ばす姿が可愛い〜
ウチの雄大は…
ベビーカーを押してる最中も
雄大
「ブー*☆○ あ〜!!」
などと、喃語で話しながら、手を伸ばしたり体を乗り出したりと、わんぱくだ!
杏奈
「ユウちゃんは、すごい好奇心旺盛だね!来年は、真央が走って追いかける姿が目に浮かぶわ〜 ハハハ!」
お散歩も終了して、みんなで水分を取り、
雄大は、持ってきた赤ちゃんせんべいを少しずつ割って与える。
美月ちゃんは、雄大をジーっと見ていた。
杏奈
「やっぱり、美月はいつもいない雄大くんが気になるんだね〜」
真央
「変なヤツって思ってるかもね!
ねぇ、杏奈。美月ちゃんにも赤ちゃんせんべい食べさせても良い?」
杏奈
「まだ、食べさせた事がないけど、やってみて!」
真央
「はい。美月ちゃん。あ〜ん」
真央が小さく割ったものを美月に与えると美月ちゃんは、オェ〜って顔をして、ベロで押し出した。
真央
「ハハハ。嫌だったねぇ〜ゴメンね〜はい。
ゴクゴクの白湯だよ〜美月ちゃん!
あ、コラ、雄大。 自分で食べたいの?
じゃあ、半分に折って… はい。
うわぁ〜、顔じゅう 赤ちゃんせんべいが〜」
杏奈
「ハハハ! 雄大くん口を大きく開けてるのにおせんべいが口に入らないんだ〜ハハハ。」