縁は異なもの味なもの
そんな感じなので、自然にウチの家族の話しもした。

私のお母さんは、私が小学4年生でお父さんが病気で亡くなった事。

私が大学に入学する時に付き合っていた今の旦那さんと再婚した事。

旦那さんは、私の地元の役所に勤務している事。

大輔さんは、じっと私の話しを聞いてくれた。
そして私の地元のスキー場へ学生時代にスノボにきて温泉に行った事があると教えてくれた。
私たちは地元の名物の話しで盛り上がった。

直樹とはこんな話しはしなかったなぁ〜
TVのお笑い芸人の話しや、芸能人ネタが多かった気がする。

大輔さんはいろいろと物知りで、ためになる話しをしてくれる。

この前、仕事の話しから
「オレさ、死んだ爺ちゃんが "大輔、大人になったらな、
どんな仕事をしても良いけど、
【働く】 ってな、【はた】の人たちを
【らく】にする事なんだぞ!
って、聞いたから、今でもオレの仕事で誰かの 【らく】に繋がったか気になるんだわ」
っと聞いた時、
私は雷に打たれたように衝撃だった。
ただ、与えられた仕事を効率よくこなしてた自分が恥ずかしく感じた。

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