縁は異なもの味なもの
水曜日の社員食堂で杏奈といつものように食べていた。
私の隣りの席に、大輔さんと中川君が…
「真央、隣り良い?」

「え、お疲れ様です。はい。大丈夫ですよ」

「主任と立川さんのウワサは本当なんですね。ショックっす! 
お2人は婚約してるんですよね〜?」

「まぁな。 中川食え!」

「本当だったのかぁ〜 。良かった〜!
主任! 真央を世界一の恋人にして下さいね!」

「おお! 任せとけ!そうだ小林さん!
真央に要らない結婚雑誌あげてよ。」

「は〜い! 真央、明日持ってくるからね〜
直樹君の振られた現場を見たかったなぁ〜
真央も水臭いんだから〜 まったく〜」

「あ。同棲もしてるんですね! 弁当も同じおかずだし〜…
主任!立川さんを守ってあげて下さいよ!
社内の井上ファンが、立川さんを攻撃するかもしれませんからね!
その逆もありますからね!
立川さんはめっちゃ、人気なんですから〜」

「わかった。ありがとうな!中川。」
大輔は、中川の頭を撫で撫でしていた。

「え? は! ゔん? う〜……」
真央は、顔が赤くなったり、青くなったり百面相になって3人に笑われた。

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