縁は異なもの味なもの
〜…〜…
「もしもし、お母さん? まだ起きてた?
うん。私は元気だけど… あのね、
お父さんとお母さんに会わせたい人がいてね、
挨拶に行きたいんだけど、今週か来週の土曜日か日曜日で都合はどうかなぁ?
うん、うん。 じゃあ今週の土曜日ね!
うん。また相談してから電話するね!
うん。お父さんにもよろしく伝えてね!
うん。おやすみ。」 ピッ!

「土曜日だな!」

「ハイ。新幹線なのか車なのか聞いてました。」

「車にしてさ、温泉でも泊まる?」

「え? 温泉…」

真央の顔を真っ赤にしながら、小さく頷いた。
大輔は、真央の頭を撫でてくれ、引き寄せてぎゅーと抱きしめ真央の肩に顔を埋めて、

「真央、愛してる。絶対に離さないからな!
婚約指輪は、絶対に会社へして外さない事!」

「大輔さん、ありがとう。大切にするね!
本当に私で良いのね?」

「ああ、真央が良い。オレの家族にも会ってくれな。」

「うん。」 真央も大輔をぎゅーと抱きしめた。

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