縁は異なもの味なもの
社員食堂は情報屋にとっては、
情報の宝庫な訳で〜、その日のウチにまたまた
私たちの《結婚秒読み》とウワサが広まった。
午後イチで、大輔さんは社長室に呼ばれて
行った。
同期の小野君と、課長の山田さんが
私のところへやって来て
小野
「なぁ、立川、お前主任と結婚するの?」
山田課長
「何か、僕のところにも問い合わせが
たくさん入るんだけど…」
真央
「すみません。 はい。
婚約者?になりました…。」
山田課長
「結婚式の日取りが決まったら、教えてね!」
小野
「オレさ、月曜日にお前の修羅場を
偶然見たからさ〜、気になってさ、ゴメンな!」
真央
「うん。お騒がせして、ゴメンね。小野君。」
トイレへ行っても、給湯室へ行っても
女子社員たちは、私と主任のウワサ話をし、
月曜日の修羅場目撃した人により、
話しが、大きく湾曲されていた。